個人年金保険を解約した

個人年金保険のイラスト お金の話

個人年金保険を解約した。

理由はお金に関してある程度知識が身について、資産運用としてあまり良くないことを理解したから。


僕は大学入学と同時に個人年金保険を契約した。(親がやってくれてた)
それから10年近く、保険について何も理解しないまま口座からは毎月7000円が引き落とされている。

でも社会人になり、積立NISAや株式投資を通して資産運用の知識がある程度身に着いてくると、個人年金保険は僕にとってそんなにメリットを感じないことがわかった。


個人年金保険とは

  • 契約すると65歳になるまで積み立て続ける。
  • 65歳以降に月々に固定の金額が振り込まれる(普通の年金と同じ)
  • 65歳まで積み立てると大体25%ぐらい増えて返ってくる(400万なら500万ぐらいになる)
  • 怪我で入院したら給付金が出る(これは契約内容で違うみたい)
  • 節税になる(月7000円だったら4万円の節税)
  • 途中で解約すると元本割れを起こす(積み立てた金額より少ないお金が返ってくる)

みたいな感じで、つまり「解約せずに月々積み立てれば老後にちょっと増えて返ってきて、かつその期間は大きな怪我したらお金で助けてくれる」ってこと。


メリットとしては、

  • 大きな怪我しても安心
  • 老後に確実にお金が増えて返ってくる
  • 毎月引き落とされるから貯金が苦手な人でも貯蓄ができる
  • 節税できる


とそれなりにあるが、僕の場合

  • ここ10年大きな怪我を一度もしていない
  • 老後は個人の資産運用でなんとかなると思っている
  • 基本節約人間だから貯金は得意

とあまり恩恵は受けられていない。
でも僕がやめたいと思った最大の理由は

45年運用してもそんなに増えないから

NISAで月7000円積み立てして年利3%で運用しても、シミュレーションすると420万増えてる。

100万しか増えないって。。ええ。。どういうこと??

めちゃめちゃ安全に確実に低金利で運用してるのかな?それともこれは個人年金保険の闇の部分なのかな。。

それに30年後の100万円の価値って物価によっては目減りしてる可能性もあるよな。。

ってなったので解約する決断をしました。




=== 電話で保険を解約したときのお話 ===

でも保険の解約ってめちゃめちゃ引き止められるし、面倒な手続きがあるんでしょと思って、ここ1年渋って放置していたんだけど、案外すぐ終わったのでその話をさせて。

平日の昼休み、保険会社からSMSで「契約の変更はないかい?相談事あったら連絡してね」と来ていたので、
「解約を相談しよう」と急に思い立って勢いでカスタマーセンターに電話する。

するとすでに年金をもらい始めているくらいのおじいさんが電話に出る。

僕「あのー個人年金保険を解約したいんですけど。。」

爺「あぁ、解約ですねぇ。その場合元本割れしまして、お客様は91万積み立てていますが、返ってくるのは81万円になります。それでもよろしいですか?」

(10万の損失かぁ)

僕「元本割れの理由って聞いてもいいですか?」

爺「それは複雑な計算でして。。ウニャウニャウニャ。。」

(爺にはわからないよねぇ)

僕「では元本割れにならないようにするためには後何年積み立てれば良いですか?」

爺「お客様の場合ですとあと10年です。」

(10年!!ムリ!)

僕「解約します。」

爺「そうですかぁ。はぁ。では書類を送るので手続きしてください。ではぁ」

って感じで終了。5分で終わった。全然引き止められなかった。


約10万円の損失。。。

でも自分で積み立てて得られる将来の運用益を考えると、10万なんて大した額じゃない。

その後すぐ書類が届いて、内容も名前と印鑑だけの記入で終わってすぐ郵送できたし、その3日後にはちゃんと振り込まれていた。

想像以上に解約はあっさりしてた。保険会社の去る者は追わず感が良かったです。

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