人より遅れて社会人になること

雑記

人より遅れて社会人になること。それは自ら軽い足枷をつけることを意味する。

僕は1浪して大学に入り、大学院で2年間過ごし、卒業後に1年間ニート生活を送って社会人になった。 同年代の社会人と最大で4年のキャリアの差がある。モラトリアムを満喫しすぎた。

そんな僕も社会人になって2年が経った。楽しく仕事しているが、時々その永遠に埋まらない4年の差に悩む事がある。

職業はweb系のエンジニア。その業界では技術力とその経験年数は重視されやすく、この職に就くなら早いに越したことはない。

だから仕事していると、ふと「ああ、高校ぐらいこの職業に興味を持てていたらよかったのにな。同じ年齢でもキャリアがまるで違っただろうな。。」とため息を吐くことがある。



仕事していてその軽い足枷が気になる時の話を一つしよう。
僕は自己紹介する時に毎回年齢に対してキャリアが短いことは話すようにしている。
そうしないと勝手に4年のキャリアが上乗せされて、勝手に「あれ?想像と違った」とマイナスギャップが発生しかねないからだ。
だから僕は

「この年齢だとこれぐらいのキャリアがあると思うけど、僕は浪人したりニートしたりしているから4つぐらい下の年齢ぐらいのキャリアしかないので気をつけて。新卒3年目だと思って」

とこのまま言葉にはしないけど、布石を打ってみんなが僕の上に4年のキャリアを乗せないようにガードする。毎回石を置くのも面倒だが仕方ない。



人より遅れて社会人になることは悪ではない。モラトリアムが悪いとも思わない。

生き方は人それぞれ。自由(ある程度は)。でも日本においては、まだまだ足並み揃えるのが普通だから、年齢に対して世間との価値観にズレがあるとちょっとだけ生きにくい。

もし読者の中に大学生でやりたいことないし、どうしようかなと思っている人がいたら、とりあえず転職しやすい会社に入っておくのも一手だと思う。

社会人になる前は「年齢なんてただの数字。2~3年なんて大して変わんない」と思っていたが、社会がそう思っているとは限らないのでご注意を。


今僕は同年代のキャリアに追いつくために、人並み以上に試行錯誤して生きているつもりだけど、その軽い足枷を自ら外すことはいつかできるのだろうか。。。

コメント